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NTT(9432)とは?光量子とOptQCを分けて調べる

銘柄情報

会社名ティッカー・市場記事で見る技術・分野
NTT9432・東証光量子
富士通6702・東証量子・量子HPC
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D-Wave QuantumQBTS・NASDAQ量子アニーリング・ゲート型
Quantum Computing Inc.(QCi)QUBT・NASDAQ光・フォトニクス・半導体
IBMIBM・NYSE超伝導・量子サービス

NTTは量子専業企業ではない

NTTは通信、データセンター、ITサービス、研究開発など幅広い事業を持つ企業です。光量子コンピュータは、その中で研究開発と実用化を目指す分野の一つです。光量子の発表を、NTT全社の業績や株価の結論へ直結させないことが大切です。

NTTは光通信で培った技術を量子分野にも応用し、OptQCと連携しています。この記事では、光量子とは何か、2026年8月の資本業務提携で何が発表されたか、将来のロードマップを分けて読みます。

左枠で資料を読むじいじと、右枠の光が通る回路
左枠で資料を読むじいじと、右枠の光が通る回路

今日覚えるのはこれだけ

NTTの光量子ニュースでは、光通信の技術、量子コンピュータの研究開発、2030年度へ向けた会社の目標を別々に確認します。

じいじ理解度:★★☆☆☆(公開資料を読み、事実と会社の目標を分けて整理できた段階)

確認できた事実1:光を使う量子コンピュータを研究している

光量子コンピュータは、光の性質を利用して量子情報を扱う方式です。光は通信技術とも関係が深く、NTTは光増幅や光多重化などの研究を量子分野へ応用する考え方を示しています。

方式が違えば、必要な部品、エラーへの向き合い方、装置の構成も変わります。光を使うから必ず優れている、という意味ではありません。どの問題をどう解くための技術か、実機でどこまで検証されたかを確認します。

NTTの光量子技術と研究目標を整理した図
NTTの光量子技術と研究目標を整理した図 図を拡大して見る ↗

光の部品には、量子状態を運ぶ光をつくる光源、信号を扱う回路、検出器などがあります。NTTの発表では、光通信で培った光増幅や光多重化の技術を、光量子コンピュータの大規模化に生かす方針が示されています。部品の役割と、実際にどこまで装置へ組み込まれたかは別々に確認します。

光の部品と通信技術を学ぶ図解
光の部品と通信技術を学ぶ図解 図を拡大して見る ↗

確認できた事実2:OptQCと資本業務提携を発表

NTTとOptQCは2026年8月3日、光量子コンピュータの実用化に向けた資本業務提携を発表しました。これは2025年11月の協力に関する合意を踏まえ、研究開発と社会実装に向けた取り組みを具体化する発表です。

発表には、NTTの光通信技術とOptQCの光量子コンピュータ開発の知見を組み合わせる方針が示されています。資本業務提携は、共同で何を目指すかの枠組みです。提携があったことと、特定の装置が完成したこと、売上が発生したことは別に読みます。

NTTとOptQCの役割を分ける図解
NTTとOptQCの役割を分ける図解 図を拡大して見る ↗

1万量子ビット級と100万量子ビット級は目標の段階が違う

NTTとOptQCの2026年8月の発表では、2027年度までに実用的な1万量子ビット級の光量子コンピュータを実現する目標を示しています。2028年度には、その実機を使った利用者とのPoC(概念実証)を始める計画です。2029年度には、光量子コンピュータと普通のコンピュータを統合的に使うためのソフトウェア基盤を開発する計画が示されています。さらに2030年度までに、誤り耐性を備えた100万量子ビット級の光量子コンピュータの実現を目指すとしています。

いずれも会社のロードマップ上の目標です。現時点で100万量子ビット級が完成しているという意味ではありません。時期、実機での検証、実際に使われる用途を順に確認します。

ロードマップの段階を分ける図解
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光量子と古典計算を一緒に使う考え方

量子だけで全ての処理をするのではなく、普通のコンピュータとの役割分担を考える構成です。

量子計算の前後には、問題の準備、結果の解析、検証などの作業があります。光量子の装置そのものだけでなく、ソフトウェア、通信、利用する側の課題設定も必要になります。

光量子と古典計算の役割分担
光量子と古典計算の役割分担 図を拡大して見る ↗

まだ分からないことを残す

今後は、(1) 1万量子ビット級の実機がどの条件で検証されるか、(2) 誤り耐性に必要な部品やソフトウェアがどこまでできたか、(3) 想定される使い道を利用者と一緒に探す取り組みが、実証・導入へどう進むか、(4) 量子事業がNTT全社の中でどのように位置づくか、を公式資料で追います。

ロードマップや提携の発表は将来の可能性を示す資料ですが、技術目標の達成、利益、株価を保証するものではありません。

事実と目標を分ける図解
事実と目標を分ける図解 図を拡大して見る ↗

じいじの学習メモ

私は『インターフェース』2022年6月号を入口に量子コンピュータへ興味を持ちました。ただし、これは私の学習の記録であって、投資を勧めるものではありません。NTTは、光通信で積み上げてきた技術が光量子でどう生かされるかを、OptQCとの発表と実証結果を分けて追います。

この記事の結論

NTTとOptQCの発表は、資本業務提携と共同研究、そして2030年度へ向けた目標を含みます。提携の事実、実機で確認済みのこと、会社のロードマップを同じ意味にせず、更新される一次資料を追います。

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出典

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